映画雑記

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プール

#シチュエーションパニック #洋画

 

プールで泳いでいる姉・ブリーと、そこへ泳ぎにやって来たちょっと口の悪い妹・ジョナの二人がプールに閉じ込められるお話。 
 
 

 

 

『プール』

 

監督/マット・エスカンダリ

脚本/マットエスカンダリ、マイケル・ハルトクイスト

主演/アレクサンドラ・パーク、ノラ=ジェーン・ヌーン、ダイアン・ファール、トビン・ベル

 

 

 

 
プールに閉じ込められるってどんな状況?と思った人もいるのではないでしょうか。
この市民プールには風呂釜の蓋のようにぴっちり閉まるシャッター(電動)が付いていて、中からは開ける事が出来ない。

そんなシャッターのせいで、若い二人の姉妹はとんでもない目に遭ってしまう。
 

 


婚約者から貰ったでっかい宝石付きの指輪を付けたまま泳いでいた姉・ブリー。
大切な物だから身につけておいた方がいいのか、外しておいた方がいいのかの是非は分からないけれど…今回は確実に後者。

この指輪のせいでどえらい(大変な)目に遭います
ブリーが指輪がなくなったことに気がついたのはプールが閉館する直前。後から泳ぎに来た妹・ジョナが「あれじゃない?」とプールの底に落ちている指輪を発見した。指輪は排水溝にはまりなかなか抜けず、二人でどうにか取ろうとするがプールの深さは3.7メートル。
めっちゃくちゃ深い

なかなか取れない指輪を頑張って取ろうとするブリーとジョナだが、そうしている間に館長は潜った二人に気づくことなくシャッターを閉めてしまうのだった。
 
 
 
館長ぉおおお!!!
 
 
始めの方に“シャッターのせいでとんでもない目に…”と書いたけれど、どう考えても館長のせいであり、抜けるような指輪をしていた本人のせいであり…

紛う事なく人災

シャッターは悪くない。確認作業って本当に大事
 


ここまではおっちょこちょいが生んだハプニングの産物(事故)ですが、事態は一転。映画序盤で登場した、保護観察中だという手グセの悪そうな女性作業員が二人の存在に気付きます。
 
人が来た!プールから出れる!
 
姉妹がそう思ったのもつかの間、この女はなかなか助けてくれないどころか、プールサイドに置いてあったバッグから金品を抜き取るわ、意地悪なことを言うわ、カードの番号を聞き出そうとするわ、やりたい放題。
とんでもない悪者登場だが他に助かる術もないので、どうにか出してくれるように頼むもののそうもいかず。

その間にも姉の具合は悪くなり(持病があり注射が必要)長いことプールに浸かっている二人の体力は奪われていくのでした。
 
 
 
女の行いにキレた妹ジョナは、反撃を開始。
僅かにあいている隙間に女を呼び、破片で攻撃。
怪我を負わせる事は出来たものの、姉は弱っていき、指輪も取り上げられ、女はシャッターを開けると言いながらもどこかへ行ってしまう。追い詰められたジョナは自らの死を考えるが、ブリーにより救われる。

(姉妹は過去に起きた父親からの暴行や家の火災のことで問題を抱えていたが、この極限の状況のお陰か語り合う事ができ、二人の間のわだかまりは解消。)

瀕死だけれど姉妹の仲は深まった…

 


これによりパワーアップした妹・ジョナ。

 

側溝の蓋を持ち上げると、プールのシャッターをドーン!ドーン!と割り始め、シャッターを破壊。

そして二人は見事プールから脱出。

最後女と一悶着ありましたが、ブリーの婚約者が心配し警察に通報してくれたおかげで、二人は無事に生還する事ができました。
 
 

 

めでたしめでたし、、
 


 
妹の口がめっちゃ悪いのと、館長も嫌味ったらしいのと、女の性格が悪いのと…登場人物がやいやい言い過ぎて少しうるさいのは気になるけれど。

 

どうやって脱出するんだろう?

というか脱出出来るの?

 

というドキドキ感は味わえてよかったです。
 
プールから上がる時間は守りましょう。
…あと入る時は髪は結んだ方が良さそうですね
 
 
:『プール』